宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団は2023年12月に「スワンプロジェクト」をスタートしました。その内容はオオハクチョウ・コハクチョウにカメラ付きGPSロガーを装着して渡りの追跡を行い、さらにその位置情報や画像を公開することで市民によるハクチョウ見守り体制を構築していこうというプロジェクトです。そしてこれが今年の春に岩手県内陸部各地で首輪標識付のハクチョウ類が観察されたことに直結しております。標識ハクチョウ類の観察結果をお知らせいただいた皆様には厚く御礼申し上げます。
スワンプロジェクトの詳細については2024年3月28日付で日本鳥学会「鳥学通信ブログ」に嶋田哲郎氏の紹介記事が掲載されましたので、下記のページをご覧下さい。
この追跡調査は多くの一般市民の皆様の観察記録により支えられております。2024年春に岩手県内陸部で観察された標識ガンカモ・ハクチョウ類のリストは現段階では下記のとおりです。岩手県内の野鳥観察者の皆様におかれましては引き続き観察とご報告について格別のお力添えを賜りますようよろしくお願いいたします。
<追記>
2024年3月20日に奥州市で確認された標識オオハクチョウ(6C08)の愛称は「ミホ」だそうです。「ミホ」はブログの中でもしっかりと写真に収まっており、現在は北海道に到着しているようです。これについても詳細は上記の「鳥学通信ブログ」をご覧ください。