岩手大学滝沢演習林自然観察会


[1] 滝沢演習林自然観察会のご案内(2023年度は終了しました)

 日本野鳥の会もりおかは岩手大学農学部附属寒冷フイールドサイエンス教育研究センター(寒冷FSC)と岩手大学野鳥の会との共催により下記の要項で滝沢演習林探鳥会を開催いたします。普段は一般市民の立ち入りができない岩手大学演習林で野鳥観察をする絶好の機会ですから奮ってご参加ください。

 

日時:2023521日(日)8:0011:00

場所:岩手大学農学部附属寒冷フイールドサイエンス教育研究センター 滝沢演習林

主催:日本野鳥の会もりおか・岩手大学農学部附属寒冷フイールドサイエンス教育研究センター(寒冷FSC)・岩手大学野鳥の会の共催

参加者:事前予約不要で、どなたでもご参加いただけます。ただし小学生以下は保護者同伴でご参加ください。

参加費:無料

集合場所・時間:岩手銀河鉄道(IGR)巣子駅前に7:30集合、または滝沢演習林管理棟前に7:50集合。

アクセス:岩手銀河鉄道(IGR)巣子駅より徒歩10分ほど。場所やアクセス方法の詳細については上記の「演習林」HP、または下のマップを参照してください。

トイレ:岩手銀河鉄道(IGR)巣子駅、及び滝沢演習林管理棟内にあります。

駐車場:岩手銀河鉄道(IGR)巣子駅、及び滝沢演習林管理棟脇に附設されています。

 

注意事項:岩手大学滝沢演習林は岩手大学の施設であり、教育研究活動の場です。従って当日参加される皆様には参加者名簿にご氏名・ご住所・電話番号を記入していただきます。また探鳥会の際には引率スタッフの指示に従って行動していただき、勝手に樹林や牧野内に立ち入るような行為は固くお断りいたします。

会場の概要:岩手大学農学部附属寒冷フイールドサイエンス教育研究センターの「演習林」HPをご覧ください。

*地図マピオンの画面を使用しています。)

[2] 2023年5月21日の報告

日時:2023521日(日)午前8時~11時、曇り

参加者数:38

担当幹事:齋藤凛・嶋田和明

 

 「岩手大学滝沢演習林自然観察会」は当会恒例の探鳥行事であったが、新型コロナ感染拡大のためにこの3年ほどは実施できなかった。しかしコロナ禍がほぼ収束していることより、実に久しぶりの開催の運びとなった。当日は曇天で霧雨模様であったが、それにも関わらず一般市民を含めて40名近くの参加者が集合場所に来場。探鳥会幹事の挨拶と注意事項に続いて、1グループは岩手大学野鳥の会、もう1グループは日本野鳥の会もりおかのリーダーに引率されて早速探鳥を開始した。早速4羽のミサゴがピィーピィーと大声で鳴き交わしながら上空を旋回飛行。「あれは2つがいがそれぞれの縄張りの調整をしているのかも。」との幹事の解説もあった。さらに森の中に足を踏み入れると、キビタキ・サンショウクイ・ウグイス・メジロ・カラ類などの四方八方からの囀りのシャワーに囲まれた。特に一向はキビタキの囀りが色々と多様であることが確認できるさらに森陰ではクロツグミ、アカハラなども囀り、遥か遠方からはツツドリに囲まれる場面も多く、「縄張りがこんなに接近しているんですね」とか「キビタキの囀りって随分色々なんですね」との声もあがった。一方、大いに期待されていたサンコウチョウはなかなか姿を見せなかったが、終わり間近の段階でようやくその声が聞こえて参加者一同は大喜びであった。午前11時ごろには予定通りに滝沢演習林管理棟前に戻って鳥合わせ。最終的には夏鳥を中心に40種類の野鳥が確認され、参加者一同は大満足しながらそれぞれ帰途についた。

 

確認された野鳥

キジ、キジバト、カワウ、ツツドリ、トビ、ノスリ、ミサゴ、アオゲラ、アカゲラ、コゲラ、サンショウクイ、サンコウチョウ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、コサメビタキ、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、センダイムシクイ、エゾムシクイ、メジロ、キクイタダキ、ゴジュウカラ、ムクドリ、アカハラ、クロツグミ、キビタキ、オオルリ、スズメ、ハクセキレイ、ホオジロ、カワラヒワ、アオジ(以上40種類)

 

(報告:嶋田和明)